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Tag: 乗客の居ないバスは今日も急な登り坂を走る~ 10/27Select Song by Digital Love / Daft Punk

乗客の居ないバスは今日も急な登り坂を走る~

秋の夜長に肩や腰にまで達するストレスを溜める仕事なんて夜な夜なしたくないのが本音。そんな時は好きな音楽か映画でも見て頭の中のガス抜きをやらないとどうにもこのおかしな世の中でまともな顔をしては生きていけなくなる。

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先日何気なく街を行き来する路線バスを眺めていた。“回送”かと思わせるような無人のバス=乗車客の居ないバスを何度も見て考え込んでしまった。
確かにバスなんてここ何十年自身でも乗ったことさえない。車社会の昨今、地方では車移動が当たり前で学生や老人位しか利用車はいないのかなと思ってしまった。
バスに限らず列車でも利用者の少ない完全赤字路線が県内にもあるようだ。確かにこういう交通機関の赤字路線は辞めたくても辞められない厳しい現状があるようで、今日は公共交通を軸に話してみます。

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JR北海道の保線作業のずさんさがTVや新聞記事になっているのを眼に耳にします。“なんで、徹底した安全管理が行われていないのかと”企業ばかり攻める論調が目立ちますが、原因の大元は、国の方針により民営化され組織そのもの弱体化、腐敗化された事によるもなのです。国鉄が民営化されたことでリストラが進み、ベテランの保線作業員が解雇され、非正規の経験の浅い下請け社員が保線作業を行っているのが現状。下請けの非正規社員では当然補修や維持管理がスムーズに行えず、会社からの指示の徹底がずさんになる。

線路に異常がある個所が90か所以上あるのに放置されていた。これでは脱線事故が頻発するのも当然であり、規則をいくら厳格化しても現場がそれを守らなければ意味がない。社長に責任を取らせたところで、JR北海道の会社組織が民営化でずたずただからどうにもならない。民営化すればすべて上手く行くとは思えない。福島の原発災害でも東電のような民間企業ではどうしても利益優先で安全対策は後回しになってしまう。

郵便局だって同じ原理だ。民営化されてサービスが向上したのか?NOである。社員に対しても待遇は厳しいものとなり出来るだけ正社員を減らして営利目的のお客様サービスが優先され本来の基本的なお客様サービスは色褪せている。例えば基本的業務である郵便物の配達業務だけでも例をあげると、末端の配達員は殆どパートの非正規社員であり、未配達郵便物の放置や廃棄 がニュースになることも最近多い。

いくらトップが管理の徹底を縦の組織でおこなっても縦割れの連結触手がズタズタなままではそれが本当に実践され守られることはない。要するに組織そのものの腐敗が進行しすぎて何でも表向きの建前論だけで片付けられてしまっているのです。
良い例は“何重もの安全対策がなされているから大丈夫です。”と言った言葉は嘘であり全停電が起きれば安全装置も働かなかった。

事故があったら大変な被害を及ぼす民間企業では多くのベテラン技術社員が大量退職するような大企業においては何年か若手教育の為に会社に残ってもらう制度を採用しているところが多い。国はこういう制度を民間企業には半ば義務つけているくせに自分達の監理下にあるような組織では一切機能させてないということだ。
国家公務員系では特に自分の身ばかり考え天下りなどで待遇の良い勤務先へ転がり込む。

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JR北海道は広大な北海道の交通を担う会社であり、特に冬の北海道は車がつかえなくなり除雪車の使える鉄道だけが何とか走り唯一の交通手段になる。 しかし採算性に関しては、北海道では車で移動する人がほとんどであり、旅客列車はガラガラで赤字経営が続くのは避けられなくなっている。また私も乗ったことの無い北海道の路線図をこの間見て驚いたのだけど、いわゆる盲腸路線=行き止まり路線が多い。これでは赤字になるのは避けられないだろう。かといって廃線にしようとすると政治家や地元が反対をする。

高速道路は整備されているが、老人や子供の移動手段がなくなってしまう。利用者の多くは老人、高校生や中学生であり電車がなくなればバスしかなくなるが、バスだと時間に不正確で車と同じく雪に弱い。
赤字路線は廃止出来れば一番いいのでしょうが、公共性を考えると廃止できるところは限られる。

このように公共性の高いインフラ特に交通手段、電気、水、ガス、郵便物等を整備されて一番影響を及ぼすのはその地に暮らす住民なのです。政治家は口でお願いしたり、表向きお詫びしたりするだけで後でどうなろうが何も責任は一切とらないのだから。

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さて、今日ご紹介する詩は割と新しめで、2000年にリリースされたフランスのフレンチテクノグループDaft Punkの世界的ヒットとなった“ONE MORE TIME”を含んだアルバム“Discovery”より”Digital Love”という詩をお届けします。

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このグループテクノポップやダンスミュージック系なのですが色んな音楽を吸収し実践しているグループで1987年にパリで当時学生の2人で結成されています。ダンス系の音楽はあまり聴かないのですがこのグループの音は最初聴いた時から衝撃というか、“不思議な爽快感”を与えてくれました。この詩もその“不思議な爽快感”を十分に味わえる詩となっています。

歌詞の内容は“人生いろんな事があるけど流れに身を任せて僕と一緒に人生というゲームを楽しもうよ“というパリっ子らしいcheerfulでFlunkyな目線の詩です。

Digital love

Daft Punk

Last night I had a dream about you
In this dream I'm dancing right beside you
And it looked like everyone was having fun
the kind of feeling I've waited so long

Don't stop come a little closer
As we jam the rythm gets stronger
There's nothing wrong with just a little little fun
We were dancing all night long

The time is right to put my arms around you
You're feeling right
You wrap your arms around too
But suddenly I feel the shining sun
Before I knew it this dream was all gone

Ooh I don't know what to do
About this dream and you
I wish this dream comes true

Ooh I don't know what to do
About this dream and you
We'll make this dream come true

Why don't you play the game ?
Why don't you play the game ?

Digital love

訳詩 yasushi Haruno

昨夜(ゆうべ)君の夢を見たんだ
その中で僕は君のすぐそばで踊っていた
いっしょにいた皆は誰もが楽しんでいたよ
まさにそれは 僕がずっと待ち続けていたフィーリング

もう少し僕に近づいてきて
僕たちが一体化するとリズムは更に強さを増し
この僕の中でのほんとに小さな喜びは
誰も邪魔することが出来ないものとなり
一晩中 踊り続けた

君の身体に僕の腕を絡ますのには
今が絶妙のタイミング
君もそれを暗に読んでいるよね

2人の腕が重なりあったその時
まばゆい光を感じていたい
その夢が全て醒めてしまったと知る前に

ああ、どうしていいのかわからない
この夢と君をどうしたらいいのか
この夢が現実になればいいなと
願ってるだけなんだ

ああ、どうしていいのかわからない
この素敵な夢と君をどうしたらいいのか
この手でこの夢をどうしても実現させよう

僕と人生というゲームを楽しみませんか?
僕と人生というゲームを楽しみませんか?

youtube オリジナル音源 ↓

http://www.youtube.com/watch?v=OnsnZvR4X68



コメント

  • JR北海道の事件は今の日本の企業の在り方そのものを見直すように問うているように思いますね。
    Daftは知ってますよ。確かにそう言われるとこのうたは不思議な爽快感ありますね。
    流石ナイスフィールの持主です!! -- yu 2013-10-27 (日) 17:07:57
  • JRの体質そのものにも原因がある。旧国鉄時代から続く「労組のサボタージュ体質」
    言われるように、分割民営化時に赤字を埋める目的で国が渡した「経営安定基金」の
    運用益で赤字を補填してきた。このため合理化のしわ寄せが人材に及び、 特に中核を担う40代の技術担当者が極端に不足しているという。


    らしくないハウス系の音のうたの選曲かと思いきややはりセンスがいいな。 -- マカダミアンシュリンプ 2013-10-27 (日) 17:13:27
  • デジタルラブ~弾むようないい詩だね。人生なるようにしかならないんだね。


    JR北海道は、設備投資に回すべき資金を回さず、国鉄時代に引き継がれた財産を食って今日まで来たといえる。しかし、それらを食いつぶした今、老朽化した車輌や安全の根幹を支える鉄路にまでもついに危険が及んできた。
    -- トロイメロイ 2013-10-27 (日) 17:16:18
  • JRもJTも民営化していいことないね、社員も庶民も。

    国鉄民営化の負の側面が、四半世紀を過ぎて明らかになってきたと言うこと。
    大げさでも何でもなくあらゆる点で国鉄時代の遺産を食いつぶしてしまった。

    -- 縄文原人 2013-10-27 (日) 17:18:58
  • そうおっしゃる通り。この問題はこの国の体質改善が一番の問題。今のような隠蔽、虚偽、いんちきがまかり通り正義が潰されるような国では一向に改善は見込めない。 -- ムシャノコウジ 2013-10-27 (日) 17:23:46
  • フルフェイスのヘルメットかぶったDaft Punk。確かにテクノやハウス、ダンス系と言われるが音楽要素は幅広いってこの1曲聴いただけでもわかるね。

    乗客の居ないバスが急な上り坂を登るのはエンジンの負担は少ないけど全く採算はまったく合わないので悲鳴をあげてるだろうなバス会社さん。
    またまた今の社会情勢を上手く皮肉ってますね。 -- main man 2013-10-27 (日) 17:59:08
  • 確かに!国の系列のやつらは天下りなどというお上の特権とばかり行使しやがってどうにもならない。 -- マフィン 2013-10-27 (日) 21:46:17
  • Daft Punk,彼らのトレードマークとなっているヘルメットは、1999年9月9日にコンピューターがプログラムバグにより機材が爆発を起こし、それによってサイボーグ化になってしまったから、ということになっているそうだ。

    ハウス系の中では一番メロディアスでそれらしくなく一般のpopファンにもかなり支持されているはずだ。 -- ホットチョコレート 2013-10-27 (日) 21:55:45
  • あたしの住んでる街にもほとんど空のバスがよく走っています。こちらのほうが心配になるよね。良く考えるとあの光景は。 -- れいん 2013-10-28 (月) 00:27:20
  • Good Job! -- duke 2013-10-28 (月) 08:17:16
  • この詩はハウス、ダンス系といえどもものすごく計算された曲構成が展開されている。
    素晴らしい!いい詩をよく知ってますね~感心。訳詩もナイスです。 -- kouji 2013-10-28 (月) 20:58:01
  • テクノポップもセンスがいいといい詩に聞こえる。単調でなくメリハリが効いてメロディーラインがしっかりしている。オカズと呼ばれる音の余興もすばらしく計算されていてエモーショナルだ。


    JR北海道は、毎年300億円超の赤字を発生させており、通常なら疾うに倒産しています。そうならないのは、民営化の際に提供された「経営安定化基金」を通じて国費が投入されているからで、要は血税が使われているのです。

    鉄道事業としてまともに継続できる状況にはないのが現状。この状況を考慮せずに「民営化の弊害」と捉えると本質を見誤る可能性がある。




    -- 応仁のLAN 2013-10-28 (月) 21:08:11
  • 弱いレールの上に大型機関車を走らせて「大丈夫です。」これはないだろう。まるで東電と同じだよ。国の息のかかっている企業ってみんなこんなもんなんだろう。

    JR北海道だが、非電化区間で本線用として運用されていたDD51形は軸重14トンであるが予算が新幹線に取られて在来線の軌道強化ができなくなったらしい。
    やはり安全より利益優先。東電と同じだ。 -- マグナカルタ 2013-10-28 (月) 21:20:58
  • JR北海道の問題は国の責任じゃ! -- しょじょ寺 2013-10-28 (月) 21:25:46
  • いいうたです! -- ももこ 2013-10-29 (火) 18:08:29
  • また安倍が大ウソを国会で言ったな!
    10月24日の参議院予算委員会で「日本は瑞穂の国。この麗しい国をしっかり守っていくために、その手段としてTPPがあるんだと申し上げたい」と答弁した。

    馬鹿こくでない。全く心にもないことがよく言える、売国奴が、恥を知れ!


    -- 羅生門の鍵 2013-10-29 (火) 18:46:52

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